弊社の鉄軌道事業運営に対して、日頃のご利用、ご支援に深く感謝申し上げます。
 万葉線ではアイトラム6編成を中心に快適で安定したサービスや信頼される輸送の提供を行ってきました。高岡、射水両市をはじめ「万葉線対策協議会」、「万葉線を愛する会」など関係各位の協力を得ながら積極的な事業活動を展開するとともに、ドラえもんトラムの運行継続に積極的に取り組んでまいりました。
 平成29年度の利用者は納涼ビアガーデンや高岡御車山祭、新湊曳山まつり、富山新港花火大会、沿線施設のコンサート等における臨時便の増発、両市の各種事業とタイアップした運賃割引等を実施しました。富山県が実施する他の公共交通機関と連携した広域企画きっぷや富山マラソンに協力し、乗車人数の増加に努めました。また、恒例の納涼ビール電車やヌーヴォー電車、新酒おでん電車を運行するとともに、玩具メーカーと連携して、新たに万葉線で働く女性をモチーフとした「鉄道むすめ・吉久こしの」の制作を記念し、1日フリー切符を発売するなどキャンペーンに取り組みました。志貴野中学校前電停には、藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーを案内する大型ラッピング広告を設置しました。引き続き、北陸新幹線利用者を対象に、100円で利用できる乗継利用券の発行などに努めた結果、輸送人員は119万5千人(対前年比103.4%)となりました。今冬は、大雪及び除雪車故障の影響で運休が生じましたが、人海戦術による除雪作業、線路の積雪・凍結防止を図る旧型車両の夜間走行等できる限りの対策を講じ、利用者の方々の足の確保に努めました。
 平成29年度は国、県、高岡市、射水市、の支援のもと軌道の重軌条化、踏切保安設備、電路設備の更新などを実施し「安全」「安心」「安定」輸送の向上に取り組みました。
 最後になりますが、中新湊駅構内で発生した脱線事故の際にはお客様に大変ご迷惑、ご心配をお掛けして申し訳ございませんでした。確りと原因究明を行い安全対策を取ってまいりますので、今後ともより一層ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長 中村 正治